張成沢は金正日の遺志を受けた「顧命大臣」…金敬姫は「大王大妃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.19 10:06
金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に「共和国元帥」称号を授与したのは、党中央委員会・国防委員会・最高人民会議など公式機構だった。しかしこうした公式機構の決定を水面下で誰が引き出したのか。最近の李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(次帥)の粛清、金正恩の元帥擁立と続く一連の構図は誰の作品なのか。
韓国政府消息筋は「張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長(66)と金敬姫(キム・ギョンヒ)党組織指導部秘書(66)が絶対的な役割をしていると考えられる」と分析した。別の対北朝鮮消息筋は張成沢の地位について、「2011年12月15日の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去当時、そばで遺志を直接受けた顧命大臣」と伝えた。顧命大臣とは、封建時代に王の臨終を見守って遺言を受ける大臣をいう。金正日が張成沢に対し、金正恩を補助するよう特別要請をしたという意味だ。金敬姫については「大王大妃」の役割をしているという観測がある。結局、「顧命大臣・張成沢」と「大王大妃・金敬姫」が、金正恩体制を支えているということだ。