韓国自動車の地位を高めた現代車躍進の秘訣(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2012.07.12 16:32
現代車の発展は技術構築5段階に分けて見ることができる。 ▽70年代のフォード・三菱から技術習得▽80年代の技術摸倣▽90年代の技術独立▽2000年代前半の技術革新▽2010年代の技術学習の海外移転--だ。 現代車は基本技術の習得から技術独立、海外移転を約40年間で果たした世界唯一の自動車企業だ。 現代車に生涯を捧げた現在60歳前後の世代がそうだ。 70年代半ばに入社したエンジニアは若い頃、三菱車を模倣して作った。 そして技術自立で輸出を始め、技術革新を通じて海外移転までする、すべてのノウハウが個人に染み込んでいる。 技術の自立は、96年10月に京畿道華城(キョンギド・ファソン)にアジア最大規模のナムヤン中央研究所を竣工することで終えた。
現代車の再飛躍の契機は99年の起亜車買収だ。 当初は車種の重複などで利益よりも損失が大きいという見方が強かったが、現代と起亜が車体とエンジンを共有するなど規模の経済を追求しながらシナジー効果を極大化した。 起亜は現代の隙間を支えるサブブランドとして生まれ変わり、現代車グループに年産270万台(今年目標)を加えた。 最近、現代・起亜車の半期の営業利益が5兆ウォンを超えるのは、軽・中小型・中型・大型の4種類の基本車体でなんと50車種以上を作り出す車体共有のおかげだ。 例えばアバンテの車体一つで小型車アクセント・プライドのセダンとハッチバック、SUV(スポーツタイプ多目的車)のツーソン・スポーテージ、クロスオーバーユーティリティ車(CUV)のソウル・ベロスターなど約10モデルを生産している。 フォルクスワーゲングループのように4種類の車体で長さ・幅・高さを自由自在に増減し、さまざまな車を生み出しているのだ。 数千億ウォンかかる新車の開発費も減らし、開発期間も短縮した。