「軍隊を動かす前に世論をまず動かせ」（兵馬未動与党論先行）」という言葉がある。 何かを成し遂げるには、武力を使う前に、まず相手の気持ちをつかまなければならないということだ。 公共外交はまさに相手国の国民の気持ちをつかむための外交だ。 中国は「中国が大きくなれば危険だ」という中国脅威論を払拭するため、公共外交に力を注いでいる。

趙啓正・中国人民政治協商会議（政協）外事委員会主任（閣僚級）は、中国公共外交の伝道師と呼ばれる。 世界に中国を知らせる仕事をしてきたからだ。韓国国際交流財団の招請で著書『中国は世界とどう疎通するのか』出版記念会に出席するため韓国を訪れた趙啓正主任に４日、ソウルのロッテホテルで会った。

－－今年は韓中国交正常化２０周年だが、両国民の心は過去に比べて距離があるようだ。

「実際、中国国内では韓国に対する反感は感じにくい。 オンライン上に書き込まれる一部の青年が激しいコメントが中国を代表するものと考えてはならない。 この人たちは中国に対しても不満を吐いている」

－－今年３月、李小林・中国人民対外友好協会会長は「中国の過去の友人の一部はもう中国に拍手を送らなくなった」と述べた。

「発言の正確な背景は分からない。 私の考えでは、傲慢になってはいけないという点を強調したものだと思う。 謙遜しなければ他人の拍手を受けることはできない」


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