東海の丘陵で海風を避けながら…5千年に畑作の痕跡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.27 08:33
今から5000年余り前、韓半島では農作業をしていた。韓半島の新石器人は石のくわとすきでアワとキビを栽培し、これを櫛目文土器に保管した。東海(トンヘ、日本名・日本海)を背にした丘陵一帯に家を建て、海風を避け、その下の平地に畑を作った。
江原道高城(カンウォンド・コソン)で新石器時代にすでに畑で農作物を栽培したという事実を証明する遺跡が発見された。東アジアで初めて発見された新石器時代の畑だ。国立文化財研究所は26日、高城郡文岩津里(ムンアムジンリ)で新石器時代の畑の遺跡と推定される跡を発見したと発表した。跡は1260平方メートルに達する砂場だ。発掘チームは特に横30メートル、縦25メートルで掘られたくぼみに青と白の塗料で線を引いておいた。
文化財研究所のホン・ヒョンウ学芸研究官は「畑は2層にわかれている。白い線が新石器時代中期(BC3600年~BC3000年)に耕作された下層の畑の畝の跡だ。青い線はその上に堆積層が積もった後にまた畑作をしていた上層の畑の畝だ」と説明した。土壌(砂)試料を特殊技法で年代測定した結果、下層の畑は約5000~5700年前のものと明らかになった。