【時論】韓国の気象領土を広げよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.19 10:11
測雨器は世宗(セジョン)大王時代の1441年に発明された。1592年のガリレオの温度計と1643年のトリチェリの水銀気圧計発明よりはるかに早い世界初の気象観測装備だ。最近韓国の気象分野はそのDNAを活用してもう一度輝かしい発展を繰り返し、世界7位圏の気象大国に発展した。
20年余り前に単純な天気図と予報官の経験にだけ依存した古い予報方式から脱却し、初めて数値予報を始めた。全世界からリアルタイムで収集される気象資料を入力しスーパーコンピュータに装備された予測モデルで気象予報を生産する。ここに予報官の冷徹な判断力とこれまでのノウハウまで加え正確度の高い気象予報を提供する。このために2600億ウォン(約177億円)の海外の気象装備を輸入し気象インフラを構築した。このように気象資料と予測モデル、予報官の能力という3拍子をあまねく備えながら気象分野は新たな跳躍が可能になった。