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高麗大学博士課程で教授が女子学生2人にセクハラ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.12 09:06
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女子大生が指導教授からセクハラにあったとの疑惑を提起した事件に対し、学校側が中途半端に対処しており論議になっている。高麗(コリョ)大学が11日に明らかにしたところによると、博士過程に在学する女子学生のAさんとBさんが3月に、「指導教授と主任教授を兼任しているC教授が常習的にセクハラ行為をした」との疑惑を提起した。これに対してC教授は「水準未達の博士論文を通過させなかったため私を陰湿に攻撃しようとする謀略だ。むしろ2人の女子学生が中国旅行の時に売春を勧めた」と反論した。

指導教授は論文審査と審査委員推薦など全般的な権限を持っており、通常学科長を務める主任教授は論文請求数を集計するなど事務的な役割を担当する。ただし主任教授が中間で論文請求審査承認を拒否すれば学生は論文を提出できない。学校側は女子学生の要求により指導教授をC教授から同じ課の他の教授に変更した。しかし問題はC教授が主任教授を務め続けているという点だ。実際にAさんはC教授の印鑑をもらうことができず論文提出締め切り日を20日過ぎてから審査請求書を学校に出すことができた。この過程で学校側がC教授に承認を強く要請したという。C教授は本紙との通話で「該当学生が提出期限を過ぎて審査申請書を提出した」と主張した。現行の学則上、主任教授のC教授を他の教授に交替することはできない。匿名を求めた高麗大学教授は、「学校側がC教授に承認を勧める前に、こうしたことを防げるよう校則を直さなくてはならないという内部世論が高い」と伝えた。

 
女子学生が高麗大学両性平等委員会・教員倫理委員会に真相究明を求め90日が過ぎたが、学校側はまだ調査結果を発表しないでいる点も問題だ。校則によると両性平等委員会は請求後60日以内に、教員倫理委員会は90日以内にそれぞれ事案を処理しなければならない。高麗大学関係者は、「関連した人が多く調査するのに時間がかかった」と釈明した。

一方、ハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学など米名門大学は学生と教授間のセクハラや性暴行に関する校則を韓国より厳格に規定している。被害を主張する学生が求めれば評価と論文審査に関与する教授を交替することができる。また「学生を指導して評価する教授は原則上学生と性関係や愛情行為をすることはできず、合意もありえない」と校則で規定している。

高麗大学両性平等センターのノ・ジョンミン相談員は、「教授は学生に対する監督と評価権限を持っているため、韓国も一般社会より厳格な基準を適用する必要がある」と話した。

高麗大学はC教授とAさん・Bさんの間のセクハラ疑惑に対する調査結果を早ければ今週中に発表する予定だ。

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