【グローバルアイ】韓国の世宗市と日本の消費税
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.09 10:36
「朴槿恵(パク・クネ)元代表も最後までは反対しないだろう。皆さんに詳しい話はできないが、私にもフィーリングというものがある。朴元代表の周辺では疎通が不足し、参謀は朴元代表の真意をあまり知らない。今後、世宗(セジョン)市修正に賛成するか反対するかによって政治家らの運命が分かれるだろう…」。
09年11月初め、李明博(イ・ミョンバク)大統領が青瓦台(チョンワデ、大統領府)を訪れた知人に述べた言葉だ。当時は現政権が、前政権で通過した世宗市法にメスを入れようとしていた時だ。李大統領は忠清(チュンチョン)住民を説得するため、公州(コンジュ)出身の鄭雲燦(チョン・ウンチャン)氏をまず総理に抜擢した。その後、テレビに登場し、「大統領選の遊説で『原案通りに行政首都をつくる』と約束したのは事実だ。恥ずかしく、後悔している。本当に申し訳ない」と国民に謝罪した。そして世宗市法修正に拍車を加えた。非効率を招く部処移転の代わりに世宗市を教育・科学中心の経済都市にするという新しい法案を出した。