【コラム】自国の魅力を見違える大韓民国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.08 11:05
世界160カ国で事業をしているGEは、先進国・新興国のような従来の市場分類方式から抜け出し、国富を生み出す動力を基準に「資源市場」「人口市場」「技術と力量市場」に分類基準を変えた。韓国は「技術と力量市場」に属する。すなわち、世界をリードする優れた技術と人的・制度的・文化的力量で国富を生みだす国に分類したのだ。
こうした韓国の技術と力量を積極的に活用した例に、京畿道城南(キョンギド・ソンナム)にあるGEの超音波映像診断機器研究開発(R&D)および生産基地が挙げられる。ここでは世界市場を対象に独自の新製品を開発する一方、生産量の90%以上を海外に輸出している。世界最低不良率と最も短い生産納期で、日本の超音波研究開発および生産業務までも移ってきている。韓国の人的資源の優秀な技術力に、各種インフラまでも整っているため、他国の投資誘惑にもかかわらず韓国で事業を拡張している。