脱北者に暴言の韓国野党女性議員、かつては北朝鮮青年の“アイドル”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.05 10:43
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林秀卿(イム・スギョン)議員が1989年、全国大学生代表者協議会(全大協)代表の資格で北朝鮮入りし、平壌(ピョンヤン)祝典に入場する当時の姿。
民主統合党の林秀卿(イム・スギョン)議員から暴言を浴びた脱北者のペク・ヨセフ氏(28)はフェイスブックに「北にいた幼い頃から‘統一の花’林秀卿の大ファンだった」とコメントした。ペク氏が先に林議員に近付いて写真撮影を要請した理由だ。林議員が北朝鮮に密入国した1989年、ペク氏は5歳だった。林議員が北朝鮮でどのように記憶されているかを表している。
満21歳で北朝鮮に密入国し、世界青年学生祝典に出席した女子大生の林秀卿は、南北ともに統制不能だった。林議員はその年6月30日から8月15日まで46日間、北朝鮮に滞在しながら韓国政府を批判し、反米を語った。白のチョゴリと黒のチマ(スカート)を着て金日成(キム・イルソン)と両手を握り、北朝鮮の大学生と「米国の奴ら、覚悟しろ」と叫んだ。しかし北朝鮮の統制に閉じ込められることもなかった。