【コラム】スウェーデンパラドックスの韓国的条件
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.31 17:34
ソウル江南(カンナム)は富の象徴として通じる。 地下鉄が網の目のようにつながり、高層スカイラインも拡張中だ。 夜になるとニューヨーク・東京・香港に劣らない夜景を誇る。 住宅景気の沈滞にもかかわらず、高級住宅やオフィステルが建設される。 緑も増え、自然環境は日々良くなっている。
表面上の姿とは違い、内部事情は以前のようではない。 江南区を見てみよう。 金持ちだと嫉まれてきた江南区は、慢性的な資金不足に苦しんでいる。 最大の原因は財産税収入の減少だ。 江南区の財産税収入は07年の2524億ウォンから昨年は1900億ウォン(約130億円)に減った。 08年から江南・江北(カンブク)均衡発展名目で財産税がソウル市共同課税に転換され、江南で集まった財産税の相当部分が江北地域に配分された影響だ。 住宅取引の鈍化は財産税収入減を加速させている。