“抗日精神”だから困る?…ドラマのキャスティングを拒んだ韓流スターに非難の声(1)
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2012.05.24 15:21
抗日精神が描かれているという理由で、ドラマのキャスティングを拒んだ韓流スターに対して非難の声が高まっている。
KBS(韓国放送公社)第2テレビのドラマ「カクシタル」のユン・ソンシク監督は、23日に行われた同ドラマの制作発表会で「このドラマは抗日精神を背景にしている。いわゆる“韓流スター”と呼ばれている俳優らが出演を避けた」と打ち明けた。この後、各ポータルサイトの芸能掲示板には、ネットユーザーが「『カクシタル』の出演を拒否した俳優を探し出すべきだ」といきり立っている。
同作は、日帝時代を背景にした韓国版“スーパーヒーロー”の活躍を描いた作品だ。主人公のカクシタルの正義感あふれる活躍ぶりが扱われている半面、彼と対立する日本人は残忍な悪人として描かれている。日本で高い売り上げを誇っている韓流スターの場合、このドラマへの出演で日本活動に歯止めがかかることを恐れている。日本人の神経を逆撫でし、せっかくここまで費やしてきた努力が水の泡になるという不安が作用した。しかし「スターが金儲けだけを重要視して、歴史はなおざりだ」という非難の声は簡単には消える気配がない。