【時視各角】韓国、IT産業のガラパゴスに向かうのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.18 10:30
またオラクル・IBM・HPなどは企業内部の蓄積された情報やSNS情報を分析し、商品企画とマーケティング、研究開発計画に活用できる企業向けソリューションを出した。「Hadoop」というビッグデータオープンソース技術も登場したほか、グーグルはビッグデータソリューションをクラウドコンピューターと結びつける「Big Query」というサービスを開発し、事前試験段階に入っている。これがサービスを始めれば、世の中を分析し、裁断するより多くの情報が、企業のデータセンターに集まることになる。韓国も近い将来、ビッグデータサービスの技術に接することになるだろう。世界最大インターネット書店「アマゾン」が7月に韓国に進出し、クラウドコンピューター「アマゾンウェブサービス」を展開するという。
ITインフラ世界最強というIT強国の韓国は、このようにまた新しい技術局面に入って不安な姿を見せている。専門家はこれを「IT産業の胎生的限界と文化的環境」で説明する。インターネット時代から基礎技術なく浅い応用技術に依然してきた結果だ。外国の基礎技術を買ってシステムの構築と管理だけをするという悲しみはずっと繰り返される見込みだ。韓国ポータル会社は、世界ポータル企業が情報蓄積の本業を忠実に進めてインフラを構築する間にも、広告や単純検索に集中して儲けはしたが、蓄積されたデータインフラは少ない。企業も業務活動に対する全般的なデータ蓄積が十分でない。一言でインフラが浅薄だ。