全州の食文化、ユネスコも認めた…食文化創造都市に指定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.16 12:02
「全羅道(チョンラド)の女性は他の地域の女性より料理が上手だ。その中でも全州(チョンジュ)女性の料理方法は称賛に値する。味も味だが、お膳の見た目たや色合いもすぐれている。ソウルの女性が全州に行ったら涙を流して湖南(ホナム)線の急行列車に乗って逃げ出すだろう」。1928年に月刊誌「別乾坤』12月号に掲載された「八道の女性生活評判期」の一部だ。
全羅北道全州は古くから「味の故郷」として名高い。周辺の湖南平野で獲れる穀物と野菜、海産物などの材料が豊富な上、手の味と真心が交わり他の地方より食べ物の種類が多様で色も華麗だ。牛の骨からだしを取った水で炊いたご飯にユッケ、緑豆ムク、もやしなどをのせて出す全州ビビンパは米国や欧州など世界的に人気を得ている。「テーブルの足が曲がるほど」という韓定食は普通30~40種類、多くて100種類余りのおかずが上がる。だからだろうか。全国の飲食店の商号には「全州食堂」「全州韓定食」「全州ビビンバ」「全州ヘジャングク」など、全州という名称がとりわけ多い。昨年末現在、全国に2300軒余りにもなる。