“羊飼いの少年”日本ファンド…円高でまた停滞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.11 09:40
「日本経済は空母と同じだ。発進するのに時間がかかる」。イ・チェウォン韓国バリュー資産運用副社長が4、5年前に日本株式市場について述べた言葉だ。韓国・中国・インドなどに比べ、なぜ日本株式市場が振るわないのかという説明だった。投資家は毎年、「予熱が終わり、今年は日本経済が発進できるだろう」と話すが、年末になると決まって予想は外れた。
今年も似た様相で市場が流れている。1-3月期の日経平均株価は20%近く上がった。同期では24年ぶりに高い上昇率となった。不振を免れなかった日本株式ファンドはこの期間、平均15%を上回る収益を出した。しかし先月からは上昇の勢いが止まった。10日には取引場で日経平均株価が9000円を割った。2月14日以来だ。4月の1カ月間、日本株式ファンドの収益率は-4.4%で、地域別の海外株式ファンドでブラジル(-6.6%)に次いで低かった。