窓のない壁、違法改造…9人の命奪ったカラオケ店の火災=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.07 09:21
「バーン」という音とともにカラオケルーム内部は地獄絵図となった。
5日午後9時ごろ、釜山市釜田洞(プサンシ・プジョンドン)のカラオケ店「シックノレタウン」の19番ルームで日本語サークル会員9人とともに歌っていたキム・スヨンさんは入口側のトイレから戻る時に天井から白い煙が立ち昇るのを見た。従業員が緊張した表情で「客を避難させなければならないのではないか」と話す声が聞こえた。ルームに戻ったキムさんは一行に「火事が起きたので出よう」と話した。いち早く店内の廊下に出てきたが室内はすでに真っ暗闇だった。廊下には50人余りの客が咳をしながら迷路のような店内で右往左往していた。息を一度吸い込むと窒息しそうになり気が遠くなった。