「韓流ブーム、在日同胞の権益向上につながっていない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.27 09:03
日本で人気を呼んでいる韓流は、在日同胞の権益向上につながっただろうか。在日同胞3世で、日本の立命館大学の徐勝(ソ・スン)教授(67)は「全くそうではない」と答えた。26日、韓国の建国大学校新千年館で開催された「分断の悲劇と在日朝鮮人の歴史」という講義でだ。
徐教授は「最近、日本のある世論調査結果で、日本人の北朝鮮に対する好感度や朝鮮半島分断の現実についての認識はほとんどゼロに近かった」と述べた。彼は「今もなお植民地支配意識が日本人を支配している」と分析した。続いて「中国や中央アジアの同胞は歓迎しながら、韓国国籍がない朝総連系の日本同胞を入国させないようにしている韓国政府も問題だ」と指摘した。それとともに「韓国が新しい東アジア時代を切り開くために人権・平和問題にもっと積極的になるべきだ」と主張した。