4年ぶり再発の「BSEトラウマ」 国民は不安=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.26 08:33
米農務省は24日(現地時間)、カリフォルニア州の牧場の乳牛1頭からBSE(牛海綿状脳症)感染が発見された、と明らかにした。米国で4頭目のBSE発病だ。06年に続いて6年ぶりとなる。
BSEが発生した牛は乳牛だ。牛肉として販売する目的で育てた牛ではない。老いた乳牛を食肉処理し、牛肉加工品として売ったりもする。しかし韓国には加工品が輸入されない。また、この牛は生まれて30カ月以上の牛だ。韓国に輸入される米国産牛肉はすべて30カ月未満の牛を食肉処理したものだ。しかもBSE危険物質は除去した状態だ。このため李栄純(イ・ヨンスン)ソウル大獣医大名誉教授は「消費者が不安を感じる必要はない」と話す。
また今回のBSEは、草食動物の牛に動物性飼料を食べさせて発生する一般的なBSEではなく、非定型のBSEだ。飼料の問題でないというのは、今回のBSEはその1頭に限られたものかもしれないということだ。この類型のBSEが人に感染するかどうかはまだ確認されていない。