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「はりぼて」…北朝鮮の新型ミサイルは偽物?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.23 08:59
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北朝鮮が15日の故金日成(キム・イルソン)生誕100周年軍事パレードで公開した新型移動ミサイルは紙で作った偽物だという疑惑が提起されたと、日本の読売新聞が21日報じた。

米国政策研究機関「憂慮する科学者同盟」(Union of Concerned Scientists)のミサイル専門家デビッド・ライト氏は20日(現地時間)、ワシントンで開かれた戦略国際問題研究所(CSIS)セミナーに出席し、「北朝鮮の移動ミサイルははりぼてのようだ」と主張したと、同紙は伝えた。

 
ライト氏は、行事に招待された取材陣が撮影したミサイル6基の鮮明な写真を比較した結果、「胴体の表面に伸びる電線用ダクトの取り付け場所や、ミサイルを固定するベルトの位置が少しずつ異なり、実物のミサイルかどうか疑わしい」と指摘した。また「本物のミサイルなら規格は同じはずで、細部にばらつきがあることは考えにくい」と強調した。さらに「普通のミサイルの材質のようには見えず、紙を貼ったように見える」と、ライト氏は説明した。これを根拠にライト氏は「実際ミサイルを真似て作った模型ではなく、実物のミサイルでもない。新たな脅威ではない」という結論を出した。

韓国国防部の当局者も22日、「北朝鮮が発射実験に成功していない大陸間弾道ミサイル(ICBM)を6基も生産し、実戦配備したと公開したのは、軍事常識的に合わない」とし、15日の閲兵式当時に公開された北朝鮮のICBMに対して偽物疑惑を提起した。また「北朝鮮が戦力を誇示するために模造品の飛行機を作り(米国の偵察衛星に撮影されるように)飛行場に置いておくケースが多い」とし、今回公開された新型ICBMと主張するものもこうしたレベルで作った可能性があると述べた。さらに「米国は衛星写真に出てきた武器が模造品か本物かを識別する技術をすでに確保している」と伝えた。

一方、ロイター通信はこの日、オバマ政権の高官の話を引用し、「米国は中国の会社が北朝鮮の新型移動ミサイル輸送特殊車両の部品を販売したと信じていて、これを利用して国連決議案を遵守するよう中国に圧力を加える計画」と報じた。米政府は中国の会社が車両全体ではなく車体だけを輸出したとみていると、ロイターは伝えた。この高官は「この会社は車体が民間目的で使われると考えたかもしれない」と話した。北朝鮮の軍事パレードに登場した移動式ミサイル発射台の部品原産地が中国産という疑惑を初めて提起したニューヨークタイムズ(NYT)は、この中国の会社は特殊運搬車両製作会社の湖北三江と報じている。

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