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<北ミサイル失敗>原因は燃料もれ? 自動爆破の可能性も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.14 10:21
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北朝鮮の長距離ロケット発射は‘無難’に成功すると予想されていた。09年に咸鏡北道(ハムギョンブクド)舞水端里(ムスダンリ)発射場から3864キロ離れた太平洋まで飛ばした経験があったからだ。北朝鮮は当時、2段目のロケット分離まで成功した。1、2段目も予告地点に落ちた。北朝鮮はノドンミサイル4基を連結した1段目発射体を使用した。韓国情報当局者は「4基の発射体からそれぞれ均一な推進力を出させるのは高難度技術」とし「ロケットが大気圏内に再進入する一部の技術さえ確保すれば、米国本土まで飛んで行く大陸間弾道ミサイル(ICBM)保有は時間の問題」と評価していた。

13日に北朝鮮が発射して失敗したロケット「銀河3号」は09年の発射体とほとんど同じと、情報当局は判断している。しかし失敗の原因は確認されていない。残骸物を回収して正確な原因分析をするには時間がかかるというのが当局者の説明だ。

 
ひとまず北朝鮮が無理に発射を推進したという見方がある。韓国航空宇宙研究院チョ・グァンレ羅老(ナロ)号発射準備推進団長は「飛行中であるロケットには想像できない振動が発生し、燃料供給管に亀裂が発生する可能性がある」とし「構造の欠陥で1段目から燃料が漏れて爆発につながったのかもしれない」と述べた。地上で十分に実験をせずに発射したということだ。09年には予告から44日後に発射したが、今回は準備期間が28日にすぎなかった。技術的に準備された後に発射したのではなく、13日の最高人民会議、15日の金日成(キム・イルソン)誕生日100周年など政治日程に追われた。

新しく建設した東倉里(トンチャンリ)発射場の組立施設の不備による構造欠陥が原因という分析もある。国策研究機関ロケット専門家は「ロケットは高い圧力と速度に耐えられなければならないが、連結部分に亀裂が生じれば爆発につながる」とし「これを防ぐためにレーザーで徹底した検査を行わなければならないが、新しく建設した東倉里施設にはそのような装備がなかったようだ」と述べた。

気象条件も原因に挙げられている。北朝鮮の長距離ロケット発射は98年、06年、09年に続いて今回が4度目。成功したと分析された98年と09年はそれぞれ午後12時7分と午前11時30分に発射している。霧が晴れて湿度が低くなる時間だ。しかし13日午前7時39分の湿度は96%に達した。雨が降る直前の天気だ。湿度が90%以上なら電子装備と電気装置に誤作動が発生するおそれがあり、ロケットを発射する条件ではない。このため、今回の北朝鮮のロケット発射は技術的な準備も不十分で、天気も良くなかったため、「予想された失敗」という指摘が出ている。

飛行中断システム(FTS)作動で空中爆発が発生した可能性もある。ロシアのイタルタス通信はこの日、「1段目のエンジンが予定された2分ではなく約1分間だけ稼働した後、爆発が起きた」とし「操縦システムの異常で自動爆破装置が作動したようだ」と伝えた。エンジン故障による軌道離脱で自動爆破装置が作動したという意味だ。しかし韓国軍当局に確認したロケット軌道には特異事項がなかったという。

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