金正恩執権100日を分析<下>新世代権力の感性差別化?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.10 17:41
その間の空白は、記念事業に包装したさまざまな金正日偶像化が満たしている。 ▽2011年12月31日の金正日記念切手発行▽1月5日の大赦免▽金正日総書記誕生日(2月16日)の光明星節制定▽金正日総書記の銅像(太陽像)設置、永生塔建設の決定▽大元帥呼称の付与▽2月5日の金正日勲章、金正日青年栄誉賞、金正日少年栄誉賞制定、136人の金正日勲章受章者発表▽2月9日の金・銀2種類記念コイン発行--など。 金日成の死去後の金正日の100日間にはなかったことだ。 「金正日を浮き彫りにしながら、金正恩が金正日を継承した人物だと強調する象徴操作」と指摘されている。
扇動性が強い労働新聞の政論が金正恩執権後に2倍に増えたのも感性政治と関係している。 死去前にはさまざまなテーマを扱っているが、死去後には金正恩に仕えるという内容が主流だ。金日成の死去後には政論は減っていた。 金正日を宣伝する必要が特になったという意味だ。
尹徳敏(ユン・ドクミン)安保統一研究部長は「94年に金正日は100日間ほとんど動かず、三回忌にも姿を現したり演説をしたりすることはなかったが、金正恩は笑顔を見せ、音楽会にも姿を見せている」とし「若者の感覚と見なせるが、自分を出していかないと知られない存在になるためであり、指導者になるための象徴操作・偶像操作段階」と分析した。 一方では、北朝鮮リーダーシップが金日成・金正恩の閉鎖的形態から開放化されているという見方もある。