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【噴水台】K-POPとJ-POP、文化は互いに行き来してこそよい

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.06 09:35
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金徳洙(キム・ドクス)。大韓民国を越えて多くの地球村ファンを持つサムルノリの名人。韓国芸術総合学校伝統芸術院の演戯科教授という肩書がむしろ足手まといになるほどだ。彼は満5歳だった1954年、旅芸人集団『男寺党(ナムサダン)』の舞童として伝統芸術舞台に初めてデビューした。

辰巳満次郎。日本の3大伝統芸術の一つ、能の名人だ。能のいくつかの流派のうちシテ方宝生流を受け継いだ彼も、ニューヨーク国連本部前広場、メトロポリタン美術館ホール、エジプトスフィンクス前特設舞台など全世界を回りながら公演した。辰巳氏も4歳の時に初めて舞台に立った。

 
春雨が降る2日晩、ソウル城北洞(ソンブクトン)の日本大使官邸で2人が会った。武藤正敏駐韓日本大使のほか、韓日両国の数人の関係者も出席したが、この席が輝きを放ったのは、あくまでも2人の最高級芸術家のおかげだった。

この日、辰巳氏は応接室の端に用意された空間で、門下生と一緒に能の一部を演じた。「羽衣」という作品。内容は韓国の「天女と木こり」と驚くほど似ている。木こりの代わりに漁師が登場し、漁師が天女の悲しむ声に心を動かされ、同居(?)もせずに服を返すという点だけが違う。

能はユネスコ人類無形文化遺産だが、同じユネスコ遺産のパンソリ・男寺党とは違って、私には難しく感じられる。極度に節制された動きと声のためだろうか。舞台装置や小物もほとんどない。

公演後、辰巳氏に「いったい能の魅力は何か」と尋ねた。興味深い言葉が返って来た。「現代の人はあらかじめ面白く作られているものに慣れている。しかし能は、観客が自ら想像力を発揮し、面白みを体得するようにさせる。我慢強く想像しながら何度も見てみると、飽きない面白みが出てくる」。金徳洙氏は「中学2年の時に東京で初めて能の公演を見ながら『幽霊のようだ』と感じたが、年齢50歳を超えると『これは我慢の演劇だ』と考えるようになった」と話した。

短い公演の後、能に使われる仮面、すなわち能面を見る機会があった。なんと800年にもなる仮面だった。材質はヒノキ。人の手垢や脂が染み付いたおかげで損傷なく受け継がれているという。高麗中期のものと推定される国宝121号「安東(アンドン)河回面および屏山面」とほぼ似た年齢だ。考えてみると、日本の古代仮面劇の伎楽は7世紀に百済人が日本に伝えたものだった。

少女時代・KARAなどK-POPが日本の芸能界に旋風を起こしている時代だ。しかし日本大衆文化は2004年の第4次開放後、残りの障壁がまだ取り除かれていない。両国伝統芸術の交流は韓国側の心理的異質感が障害のようだ。文化は互いに行き来してこそ味が出る。人類が生んだ文化遺産、パンソリの興と能の節制美が今後もっと行き交えばいい。

ノ・ジェヒョン論説委員/文化専門記者

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    日本の能(左)と韓国の河回面(カフェミョン)。
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