日本、生存をかけた海外企業ハンティング…韓国企業には危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.03 08:55
シンガポールのショッピング中心地、オーチャード通りには大きなデパートがある。日本の高島屋グループが24年前に設立したデパートだ。オーチャード通りの象徴ともいえる。このデパートができた1988年は、日本企業の攻撃的な海外資産買収がピークだった。当時、日本企業は米国経済の象徴だったニューヨークのロックフェラーセンターを買収し、米国人を当惑させた。
しかしその直後、日本は「失われた10年」を迎えた。昨年は第2次世界大戦後、最悪の一年を送った。ところが最近、市場で連日続いている日本企業の海外企業買収ニュースは、あたかも24年前に戻ったような印象を与える。違う点があるとすれば、過去の日本企業の海外投資が若い成金の派手な名品収集のようなものだったとすれば、最近の買収は引退した富裕高齢者が余った資金で子孫のための基盤を固めている姿に近い。それほど大騒ぎもせず、ほとんどが実益のある投資だ。