【コラム】平壌がボタンを押す前に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.02 12:04
光明星3号の衝撃波が世界を揺るがしている。まだ発射もしていないロケット問題が先週ソウルで開かれた核安全保障サミットの議題を“拉致した”という外信報道が出るほどだ。国際社会が声をそろえて発射中止を叫んでいるが、そうなる可能性は希薄に見える。太陽節100周年に金正恩(キム・ジョンウン)の「偉業継承」を知らせる最大イベントを外部圧力のために中断する平壌(ピョンヤン)ではないためだ。
それではどのように対応するべきか。3月29日付中央日報に掲載されたペ・ミョンボク氏のコラムは的を射ている。「撃つなら撃て」「徹底した孤立と苛酷な制裁の苦痛を骨に凍みるほど感じ北朝鮮自ら屈服する時まで待ってみるのが良くないだろうか」。胸に迫る主張だが、現時点でこれが果たして解決法になるか疑わしい。