韓国の富裕層が望む財産目標値は「６００万ドル（約６８億ウォン）」という調査結果が出てきた。

スタンダードチャータード（ＳＣ）銀行は２９日、英コンサルティング会社スコーピオパートナーシップと共同で発表した報告書「２０１２　Ｆｕｔｕｒｅ　Ｐｒｉｏｒｉｔｙ」で、「韓国の資産家が目標とする１０年後の財産増殖規模は平均６００万ドル」とし「調査対象のアジア９カ国のうち最も多い」と明らかにした。

今回の調査は２０１１年１０月－１１月に韓国などアジア９カ国で、金融資産１０万ドル（約１億１０００万ウォン）以上を持つ富裕層２７６８人を対象に行われた。

また、韓国富裕層は他国の回答者よりも安全な投資商品を好むことが分かった。特に年金商品（韓国４４％、全体２４％）、高金利定期預金（韓国４３％、全体４２％）、不動産（韓国３６％、全体３４％）などへの投資を好む。他のアジア国の富裕層が関心を向けている金（韓国２４％、全体４３％）やミューチュアルファンド（韓国７％、全体２６％）への投資は少なかった。

韓国の回答者のうち、「今後さらに特化された複雑な投資商品を保有する考えがある」という回答は５０％に達した。