【特別寄稿】中国が見る核安全保障サミット(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.21 12:07
ソウル核安全保障サミットが3月26日から27日まで開催される。今回の会議では世界57カ国と国際機関の指導者がソウルに集まり重大な国際的課題の核安全保障強化策について議論することになる。胡錦涛中国国家主席は高位級代表団を引率してサミットに参加する予定だが、これは中国がソウル核安全保障サミットを高度に重視していることを十分に示すものだ。
核エネルギーの開発と利用は人類社会の進歩を強力に促進し、これは20世紀の人類の最も偉大な科学技術の成果のひとつといえる。これとともに核安全保障問題はますます国際社会の関心の焦点になっている。核安全保障問題は核エネルギーと経済の持続可能な発展、社会安定と民衆の安全、国際平和と安定と関連がある。現在国際核安全保障情勢は複雑で多角化しており、どの国もこの問題を単独で対応できない。核エネルギーの完全な平和的利用という全人類の共同目標を成し遂げるためには各国の協力と粘り強い努力が必要だ。ソウル核安全保障サミットはこのような背景の中で開催されるもので、国際社会は今回のサミットが国際社会の共通認識を凝集し国際的協力を推進して国際安全保障を守護するに当たり積極的な役割をすると期待している。