北朝鮮の新ミサイル発射場、高度な政治外交学的意味があった?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.19 10:12
北朝鮮が平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)の東倉里(トンチャンリ)基地を新しいミサイル発射場に選択したことには、高度な政治外交学的な意味が込められている、というのが専門家らの分析だ。
まず、残骸の落下に対する周辺国の反発を静めるためいう見方が多い。北朝鮮は09年4月など3度の発射をすべて東側で行った。日本列島を横切る軌道であり、日本の反発が強かった。発射体と推進体が日本領土に落ちる可能性があったからだ。
北朝鮮は16日、「光明星3号」打ち上げ計画を発表し、国際民間航空機関(ICAO)と国際海事機構(IMO)に関連航路情報を通知した。これによると、1段目の推進体の落下地点は辺山(ピョンサン)半島西側140キロの公海上、2段目の推進体はフィリピン東側190キロの公海上と推定される。北朝鮮領空を抜け出した直後から公海上の軌道を選んだのだ。