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4代が韓国で暮らす西洋人「韓国の問題点は…」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.16 15:50
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「韓国に根付いた西洋人」。 ピーター・アンダーウッド氏(57、韓国名ウォン・ハンソク、写真)は自分をこう呼ぶ。 アンダーウッド氏は生後3カ月目に韓国に来て以来、57年間のほとんどを韓国で過ごした。 本人だけでなく曽祖父から4代目、ソウル延喜洞(ヨンヒドン)付近で暮らしてきた。 曽祖父はキリスト教の宣教師として延喜専門学校(現延世大)を設立したホレイス・グラント・アンダーウッド氏。

経営コンサルタントとして外国系企業の韓国投資を支援するアンダーウッド氏が、韓国社会・経済に対する断想を綴った著書『First Mover』を出した。 この本は、韓国経済の中心を占めてきた権威主義、財閥中心の経済、縁故主義などに対する率直な考えを述べている。

 
15日、アンダーウッド氏は流暢な韓国語で「私が愛する韓国という国のために、少しでも私が知っていることを率直に伝えようと努力した」と話し始めた。 続いて「外国の友人には、韓国を『いつも不可能な目標を設定し、この目標をはるかに上回る結果を出して現実にする国』と紹介している」と付け加えた。

しかしアンダーウッド氏は「これまでは頑張って働く突撃精神が必要だったが、これから私たちは他の国を引っ張っていく立場であるだけに、より根本的な問題を持たなければならない」と述べた。

アンダーウッド氏は韓国経済の最も大きな問題点として、「韓国人特有の創造性を産業的な創造性に結びつけられないこと」を取り上げた。 「逆説的だが、米オバマ大統領も認めた韓国の教育の優秀性が画一性を作ったため」と指摘した。 さらに「これまでワークハード(work hard)の時代だったなら、今後はワークスマート(work smart)が必要」とし「10時間勉強するのではなく、3、4時間だけ勉強して遊びながら違った考えができる文化が急がれる」と述べた。画一化された教育のため、違いを認めない文化も形成されたということだ。 またアンダーウッド氏は 「同世代の集団に思考の枠を合せようという考えが多様性を失わせる」と主張した。


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