「日本大地震で家族を探す被災者を見て開発」…急成長する“ネイバーライン”=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.16 10:57
李海珍(イ・ヘジン)NHN取締役会議長(45)は昨年3月中旬、出張のために日本・東京にいた。東日本大地震が発生した直後だった。テレビでは、被災者が涙を流しながら家族や親せきと連絡を取ろうとする姿が繰り返し放送された。被災者は電話がつながらず、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のカカオトークやワッツアップを開いて家族と友人を探した。
李氏は「数日間テレビの映像を目にしながら、『コミュニケーション道具は結局、大切な人との疎通を強化するのに使うものではないだろうか』と考えが浮かんだ」と語った。そうでなくとも3、4カ月前から「新しいスマートフォン向け疎通道具」について悩んでいたところだった。
李氏はすぐに日本NHNの研究陣に「新しい製品を一つ作ってみよう」と提案した。その年の4月、日本にモバイルメッセンジャー開発チームが設置された。チーム員15人は毎日夜勤した。一日4時間以上睡ることがないほどだった。そして1カ月半後、「ネイバーライン」が誕生した。