ソウル広場で占拠デモ…外国人観光客も避ける
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.12 15:36
11日午前4時、ソウル市庁前広場に多くのテントが設置されている。 「問題は資本主義だ」「韓米FTA反対」と書かれた横断幕の前で、顔が赤くなった30歳代の男性4人が話をしていた。 テントの後ろには焼酎2箱とビール2箱があった。 周辺を巡察していた警察は「テントの中で酒の席が続き、ふらつきながら歩く人や、大声を出したりする人がいる。たばこを吸う人も目撃された」と伝えた。 ソウル広場は昨年3月に禁煙区域に指定された。 男性およそ20人がビニールやスチロール、寝袋を利用し、ソウル市庁工事現場のフェンスの前で睡眠をとった。
ソウル広場でテントを利用したデモは、西江(ソガン)大総学生会など大学生を中心に1日に始まった占拠(Occupy)デモが最初だ。 10日には双竜(サンヨン)自動車整理解雇撤回集会デモ隊も合流した。 2004年にソウル広場が造成されて以来、初めてのテント占拠デモだ。 昨年までソウル市庁は「都市の美観を害する」としてソウル広場でのテント占拠デモを許可しなかった。 しかし朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が昨年10月に当選した後、「ソウル広場は今後、市民のものだ。 誰かの許可を受けてではなく、誰でも出てきて思う存分主張するところ」と明らかにし、事情が変わった。 今回も大学生のデモ隊が汝矣島(ヨイド)韓国取引所前にあったテントをソウル広場に移すと主張すると、ソウル市はすんなりと許可した。