【コラム】BSEにろうそくを持った韓国人、脱北者問題にはなぜ沈黙するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.08 15:52
青瓦台(チョンワデ、大統領府)から遠くないソウル孝子洞紫霞門路(ヒョジャドン・ジャハムンロ)70番地の駐韓中国大使館。 4階建ての建物の屋上に五星紅旗がはためいている。 春雨が降った後、冷たい風が吹く。 道路沿いに並ぶ戦闘警察のバスの後ろに堅く閉められた大使館の正門が見える。
道の向かい側の教会前。 小さなテントの中に毛布とパーカーをかぶった40歳代後半のやつれた女性がいた。 脱北女性1号博士のイ・エラン教授(京仁女大)だ。 中国政府の脱北者強制送還に抗議し、今日で断食15日目だ。 一緒に断食をしていた朴宣映(パク・ソンヨン)議員(自由先進党)が力尽きた後、一人で続けている。