韓国はコーヒー共和国? 世界のQグレーダーの4分の1が韓国人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.06 11:49
世界に1500人余り。そのうち4分の1の370人が韓国人。コーヒー豆鑑別士の「Qグレーダー」の現況だ。わずか2年前の2009年には韓国で4人だけだったQレーダーはコーヒー専門店ブームとともに急増した。米スペシャルティコーヒー協会傘下のコーヒー品質研究所(CQI・Coffee Quality Institute)が出す厳しい試験を経なければ資格を取れないが、韓国人は勉強に勉強を重ね相次いで合格している。昨年の全国のコーヒー専門店数は1万2380店、コーヒー豆輸入額は4億2000万ドルを記録する“コーヒー共和国”が有望職を新たに生み出したのだ。
Qレーダーは外国のコーヒー農場を直接訪れロースト前のコーヒー豆(生豆)を選ぶことからする。ダンキンドーナツのQレーダー、イ・ギュドンさん(31)の場合、この3年間に100カ所余りのコーヒー農場を訪問した。現地の作況を見て適切な等級のコーヒー豆を選んだ後、価格を駆け引きして購入までする。
だが、それが全てではない。イさんはコーヒーカッピングテストというものを1日20~30回繰り返す。ローストした原豆を入れ水を注いだ後で味と香りを点検するものだ。生豆から原豆になった後までコーヒー豆の品質を完全に責任を負うものだ。イさんは「作られた材料で現場で家を作る人がバリスタならば、家を建てる材料を選んで設計を担当する人がQレーダーだ」と説明した。