ロシア、韓半島安定に重点・・・「北核反対も正恩体制揺さぶらない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.06 08:36
ロシアのプーチン大統領3期の韓半島政策は、プーチン1期・2期(2000~2008年)と、メドベージェフ政権(2008~2012年)の骨格を維持するものとみられる。南北等距離外交だ。「強いロシア」のために北朝鮮を政治的にかばいながら韓国を経済協力パートナーとして活用する可能性が大きいという分析だ。
実際プーチン氏は先月27日に自身の外交政策を明らかにしたメディアへの寄稿文で、「核兵器を保有しようとする北朝鮮の野望を受け入れることはできないが、北朝鮮の核問題解決過程で国際社会が北朝鮮の新しい指導者の金正恩(キム・ジョンウン)体制の堅固さを試そうとしてはならない」と強調した。核問題解決を前に出して金正恩政権の交替に乗り出してはならないという意味とみられる。プーチン3期の対韓半島政策も安定に重点がおかれると予告する。
これはプーチン氏が1期大統領就任後の2000年6月、「ロシアの対外政策概念」で明らかにした韓半島政策の延長線上にあるとみられる。当時の戦略は米国・中国・日本など周辺国とともに韓半島問題に介入し、南北のどちらかに偏らない均衡外交を追求するというものだった。実際プーチン氏は2000年以来、金大中(キム・デジュン)元大統領、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領と李明博(イ・ミョンバク)大統領など韓国の指導者と10回余り会った。同じ期間に昨年死去した金正日(キム・ジョンイル)総書記とも4回会談し関係を強化してきた。