米朝合意、北朝鮮の韓国排除戦略強まるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.02 10:33
北朝鮮のウラン濃縮プログラム(UEP)稼働中断発表(先月29日)を歓迎する国際社会の論評が相次いでいるが、米国は‘慎重’モードだ。「正しい方向へ向かう慎重な第一歩(a modest first step)」(クリントン米国務長官)、「韓半島非核化の前向きな第一歩だが、行動が伴うことが必須」(カーニー大統領報道官)などのコメントが続いた。
クリントン長官はこの日の下院歳出委員会で、「米国は依然として北朝鮮に対して深い憂慮を抱いている。北朝鮮の新しい指導者の行動を綿密に観察し、判断する」と明らかにした。北京協議で見せた金正恩(キム・ジョンウン)体制の選択を評価しながらも、約束を履行するかどうかを見守りながら6カ国協議再開など次の段階に動くということだ。
韓国政府の関係者は「北朝鮮の新しい指導部は1994年の金日成(キム・イルソン)死去直後のように核取引を通した対米対話路線を踏襲した」とし「しかし米国は当時締結した‘ジュネーブ核合意’の前轍を踏まないという意志が強い」と伝えた。