【社説】韓米FTA破棄、国民審判を受けよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.17 11:25
韓明淑(ハン・ミョンスク)民主統合党代表が「韓米FTA(自由貿易協定)に沈黙したり擁護したりする勢力に政権を任せることはできない」と述べた。就任1カ月を迎えて、15日に行った記者会見でだ。朴槿恵(パク・クネ)セヌリ党非常対策委員長が13日、党全国委員会で「選挙で勝てばFTAを廃棄すると主張する人たちに国を任せることはできない」と述べたが、これを念頭に置いての発言だ。
民主統合党はすでに韓米FTA廃棄を公言し、公開書簡でこれを米大統領に通知している。今回、韓代表がこれを確認する発言をし、民主党は韓米FTAを今回の総選挙と大統領選挙の核心争点とする意志を明確にした。それなら民主党はこの際、韓米FTA破棄を公式に党の最優先公約に掲げて、今回の総選挙と大統領選挙で国民の審判を受けるべきだ。政治的な修辞や扇動的なスローガンをやめて、なぜ韓米FTAを破棄するのか、国民を説得する必要がある。