外国人6兆ウォン買い越し…株価より為替差益狙い=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.03 09:38
外国人の資金が韓国株式市場に流入している。2日の金融監督院によると、外国人は先月、月間基準で最大規模となる6兆2000億ウォン分の株式を買い越した。直前の最大規模だった2010年4月の5兆5000億ウォンより7000億ウォン多い。2日にも外国人は1兆ウォン近い買い越しで、総合株価指数(KOSPI)を前日比25.06ポイント押し上げた。
昨年12月は1134億ウォンだった外国人の買い越し額が1カ月で55倍にも増えた理由は何か。まず市中の外国人資金が増えているからだ。欧州中央銀行(ECB)は昨年12月、5000億ユーロの資金を1%の低金利、3年満期で銀行に貸し、グローバル金融市場の流動性が高まった。東部証券のイ・ウンテク研究員は「ヨーロッパ主要国の格下げの衝撃が小さく、米国の景気指標が改善されるなど不確実性が減り、投資家が安全資産から危険資産に視線を移している」と分析した。