韓国の大手アパレルがLAドジャースの買収推進(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.01 11:16
イーランドグループの朴聖秀(パク・ソンス)会長がとどまるところのない買収合併(M&A)の動きを見せている。2004年にニューコア、2006年にはハイラコンドを買収してグループの規模を拡大し、昨年末には世紀の女優エリザベス・テイラーの33.19カラットのダイヤモンドの指輪を881万8500ドルで落札し世界に話題を呼んだ。今回はピーター・オマリー前LAドジャースオーナーとコンソーシアムを組んで米大リーグの名門球団LAドジャースの買収戦(予想価格1兆7000億ウォン)に参入した。
これだけではない。イーランドによれば朴会長はグループ内部に「最近の世界経済危機は安く身売りされる大型企業をM&Aする機会」として適切な対象がないか徹底的に調べるよう指示した。イーランドが30年余り前にソウル梨花(イファ)女子大学前で小さな衣料品店から始まったことを考えればそれこそ隔世の感がある。
光州(クァンジュ)一高を出た朴会長はソウル大学建築工学科を卒業するころ、「筋無力症」という難病にかかった。全身から力が抜ける病気だ。数年間の闘病の末に完治はしたが就職する機会を逃した。そこで始めたのが梨大前の衣料品店「イングランド」だった。