食糧難の北朝鮮に“土方軍人”が登場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.31 15:13
空腹のため草の根でも掘って食べようと山を荒らし、民家に出てきて盗みまでする北朝鮮軍人の悲惨な状況は改善の兆しが見えない。 最近では、わずかな金銭、一食のために労働市場に出て、家の修理や雑用をする‘土方軍隊’が登場している。
30日の米国自由アジア放送(RFA)によると、最近、北朝鮮の市場には以前には見られなかった人物が現れている。 現役の軍人だ。 普通、市場には石炭や木など燃料を売る人たち、空の手押し車で客を待つ荷物屋などがいる。 これよりも劣悪な階層は、裸で家のかまどやオンドルの修理などをする庶民だ。 北朝鮮でも最下層に分類される。 ところが最近、こうした労働市場に軍人が出てきているという。
消息筋によると、軍人が仕事を得る方法はこうだ。 一人の軍人が現れて数人分の仕事を手にすれば、周囲に隠れていた他の軍人が集まる。 軍人らは住民に言われるまま、木を切ったりオンドルの修理をしたりと何でもする。 住民を抑えつけてきたプライドを捨てて、わずかなお金のために労働者に転落したのだ。 昼食と夕食を満腹に食べさせるだけでいい。