中国、アフリカの資源外交に“逆風”…作業員が拉致される
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.31 08:24
アフリカを相手にした中国の資源外交に逆風が押し寄せてきた。国際社会の牽制が加速する中、現地に進出した中国人に対するテロの脅威が現実化している。
中国国営新華社通信は、スーダンの反政府武装勢力が28日午前、南コルドファン州にある中国企業の道路工事現場を襲撃し、中国人作業員29人を拉致したと、スーダン駐在中国大使館を引用して29日報じた。武装勢力の報道官も29日、「コルドファンでスーダン政府軍護送隊を攻撃し、政府軍兵士9人とともに中国人29人を拉致した」と明らかにしたことを確認した。
新華社通信は「30日現在、14人がスーダン政府軍(SAF)によって救助された」と、スーダン官営通信会社を引用して速報した。中国外務省は事件直後、北京駐在スーダン大使に会い、「中国人の安全を最優先にして積極的に救助してほしい」と要請、スーダン政府軍は首都ハルツーム駐在の中国大使館側と協力して救出作戦に入った。