【コラム】韓国陸軍も新戦略が必要
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.24 09:14
米国の新しい国防戦略が発表された。主要戦争同時遂行戦略であるウィン・ウィン戦略の変更を示唆し、地上軍を縮小しながら海・空軍中心に再編するということだ。米国が米軍を米同時多発テロ以前の規模に回復させても、東アジア・太平洋地域の戦略的重要性を強調しているため、中短期的な変化はそれほど大きくないようだ。しかし環境や資源が変われば米軍は常に新しい戦略を出すという教訓を、韓国は忘れてはならない。また米国の空軍と海軍を活用した公海戦闘を強調している点は、米軍の流動性を増加させる可能性を含蓄している。
ここで韓国がまず考慮しなければならない事項は、2015年12月に韓米連合軍司令部が解体され、戦作権を韓国軍が指揮することになるという事実だ。もし李明博(イ・ミョンバク)政権が盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に決まった戦作権転換時期を3年半遅らせていなかったとすれば、今回の米国の新国防戦略の衝撃は非常に大きくなっていたはずだ。3年半後の韓国軍主導の作戦権行使に備えて、韓国陸軍は現在の戦略と戦力を分析し、必ず新しい戦略と戦力構造改善策を出さなければならない。