金正男「韓国、北の攻撃を受けても対応できない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.18 09:48
昨年12月に死去した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム、41)が、親交ある日本人記者とやり取りしたメール150件の内容とインタビューのエピソードなどが書かれた本が18日、日本で出版される。五味洋治・東京新聞編集委員(54)の著書『父・金正日と私』だ。
この本には、2010年11月23日に発生した北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃に関する金正男の発言が出てくる。11月25日に五味委員に送ったメールに書かれた内容だ。金正男は「韓国は攻撃を受けても戦争拡大を防ぐため、適切な対応ができないようだ」とし「北朝鮮は韓国のこうした弱点をよく知り、いつどこでも類似の攻撃を加えてくるだろう」と書いた。続いて「今回のようなこと(延坪島攻撃)が起きて非常に心配している」とし「北朝鮮としては西海5島地域が交戦地域というイメージを強調する必要があったはずだ。それで核保有、先軍政治などすべてのものに正当性が生じると判断しているようだ」と話した。