【時論】イランは韓国の敵でない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.13 14:22
新年早々、米国とイランの対立が激化している。核兵器開発疑惑が濃厚になり、米国は石油禁輸措置でイランに圧力を加えている。これに対しイランはホルムズ海峡封鎖カードに手を触れている。世界の原油の3分の1が通過するこの海峡の封鎖をちらつかせるだけでも、原油価格は徐々に上昇している。ホルムズ海峡封鎖やイランとの軍事的衝突が発生すれば、原油価格は短期間に1バレル当たり200ドルを超えると予想される。欧州発の金融危機で不安定な世界経済に、イラン事態というもう一つの悪材料が登場し、今年の経済展望を暗くしている。
問題はイラン核問題の解決自体が容易ではないという点だ。イランは国際法が認めている平和的なウラン濃縮を自国の主権的権利とし、絶対に放棄しないと強調している。一方、米国と西側は莫大な石油資源を保有するイランが原子力発電をするというのは軍事的目的の核開発だと反論している。‘ならず者国家’イランの核開発が世界の平和を脅かすというのが西側の論理だ。