【コラム】李明博大統領、中進国のワナに落ちたのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.12 15:25
年初から青瓦台(チョンワデ、大統領府)発の「物価管理騒動」を見ながら気になったことがある。 李明博(イ・ミョンバク)大統領はなぜこれほどまでに物価に執着するのか。 国会がある汝矣島(ヨイド)を眺めてもどうにもならないもどかしさのため、経済部処がある果川(クァション)ばかり眺めているというユーモア混じりの見方もある。 政府関係者は「大統領が昨年大きく上昇した物価のために、国民に非常に申し訳なく思っている」と善意の解釈を出した。
大統領が明らかにした物価管理責任実名制に対して「そこまでしなくても…」という気がしないでもない。 激しい批判まで受けなければならないのかよく分からない。 金大棋(キム・デギ)青瓦台経済首席は「価格統制ではない」と釈明し、企画財政部も「普段からあらかじめ需給状況などをよく把握し、必要なら輸入したり関税を引き下げたりするなど、責任を持って対策を準備しようという趣旨」と説明した。