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【コラム】中国はこの大きなマグロを見よ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.10 10:23
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中国漁船の凶暴化に韓国の忍耐心も限界に達した。超強硬策への誘惑が強まっている。銃器を使用し、カニ1匹に数千万ウォンずつ支払わせるロシア・ブラジルの懲罰的罰金が代案として考えられている。しかし中国が自ら動くのが最善だ。中国も近海漁業を拡大しない政策をとっているが、沿岸の魚種が消えて久しい。海の汚染よりも乱獲が主犯だ。世界最大の30万隻の漁船を大幅に減らし、網目を厳格に制限しない限り、略奪的操業は消えない。最近の国産ブームで中国も春節になると西海(ソヘ、黄海)産の魚が大きく値上がりする。このままでは西海はずっと火の海として残ることになる。

中国はレアメタル輸出制限という腕力で日本を屈服させたことがある。戦術的な勝利と誇るからもしれないが、国際的な警戒心を刺激するだけだ。中国の傍観と韓国社会の強硬雰囲気が重なれば、葛藤は深まるしかない。中国外務省は「中国漁民を保護するのが中国の外交」と明らかにした。何が中国漁民のための真の道だろうか。生活できない自国の漁民を隣国のEEZに向かわせることなのか。それとも中国が自ら魚族資源の回復に乗り出すことか。中国が海外に援助した60兆ウォンの10%を投じるだけでも西海は平和の海になる。

 
一度、中国外務省の関係者は韓国南海郡の定置網に大マグロがかかる光景を見ればいい。陸地と同じように海は嘘をつかない。中国にも長期的な視点で漁民を説得する盧大統領のような指導者が出てくることを望む。参考に、最近は韓日間の違法操業問題はほとんど消えた。4年前に南海で日本海上保安庁が航路分析を誤って韓国漁船を拿捕し、「申し訳ない」として送り返したことが記憶に残っている。西海の悲劇とは全く違う状況だ。


【コラム】中国はこの大きなマグロを見よ(1)

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