【コラム】韓米中がやってはならないこと(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.04 15:06
◇中国、韓米との対話をあきらめてはならない
2つ目、中国は今回の事態の展開と関連し、韓国および米国と対話をあきらめてはならない。 今まで中国は典型的な閉鎖的態度で、金正恩に今後どう対応するかについて立場をほとんど明らかにせず、権力継承に対する無条件の支援意思だけを明らかにした。 韓国側の6カ国協議首席代表である林聖男(イム・ソンナム)外交通商部韓半島平和交渉本部長は金正日の死去直後、中国側にまず接近したが、北京はこれをソウルとの対話を強化し信頼を築くのに活用しようとしていない。 これは不幸なことだ。 中国が北朝鮮でいかなる利益を追求しようと、ソウルとワシントンの協調なしにはこれを手に入れることはできない。 北京は現在の権力交代をずっと支援する過程で、自国が韓半島の持続的な分断を擁護したかのように映ってはならない。 多くの人が金正日死後の北朝鮮に集団指導体制が生じると予想している。 しかし北朝鮮政権の歴史には全体主義と個人崇拝があっただけで、こうした前例はない。 集団指導体制が失敗する場合、北京の長期間にわたったこの地域での地位を大きく傷つけることになるはずで、中国は分断した南北を支援した最後の強大国として残ることになるだろう。
◇韓国、一方的な行動は控えるべき