G2中国、北朝鮮に執着する理由は…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.02 16:57
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬儀後、朝中弔問外交に対する評価はさまざまだ。 中国の専門家はこれをどう見ているのか。 北京大学国際関係学院の賈慶国副院長に会った。 外交分野専門家の賈副院長は中国の対米政策とアジア太平洋地域政策を研究してきた。 その中には「中国の韓半島政策観点」という論文もある。 コーネル大で博士学位を取得し、ニューヨークタイムズなど西側メディアのインタビューにもよく応じている。 昨年8月初め、バイデン米副大統領が訪中した当時、非公開で対話をした中国人学者5人のうちの一人だ。 全国人民政治協商会議(政協)常務委員(外交委員会所属)を務めている。 以下は一問一答の要旨。
--金正日の死去後、中国最高指導部の政治局常務委員9人が異例にも総出動した。
「個人的に見ると、9人全員が生前に金正日に会ったことがある。 公式的な面では、中国は北朝鮮に金正恩(キム・ジョンウン)体制の安定を重視し、朝中関係をどれほど重視しているかを見せようとした。 世界各国は弔問外交を利用して、両国間の親しさを表示したり、関係転換の契機にする。 外交は形式が重要視される。 たとえ南北関係がよくなくても、韓国政府はそれに関係なく制限的に弔問を許した。 南北関係の梗塞を解くうえで役立てたいという考えからだ。 一方、米国と日本は言葉を控えた。 非難するのも不適切で、かといって称賛することもないため、そうだったのだろう。 時には沈黙の中に批判が含まれている。 弔問外交は複雑だ」