【時論】原発建設、いま推進しても12年後に稼働
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.27 16:22
慶尚北道盈徳(キョンサンブクド・ヨンドク)と江原道三陟(カンウォンド・サムチョク)が新規原子力発電所候補地に選ばれ、賛否論争が激しくなっている。 しかし停電が発生するほどのエネルギー不足が予想される韓国の現実を考えると、新規原発の建設は時宜適切だといえる。 もともと2030年韓国エネルギー管理計画は原子力発電の比率を59%まで高めることになっていたが、日本の福島原発事故でやや遅れが生じた。 原発建設地域を告示したが、商業運転は少なくとも12年後の2024年になってこそ可能で、原発の稼働には多くの時間がかかる。
相当数の原発が停止している日本のエネルギー状況は暗たんとしている。 九州電力が原発4基の運転を停止すれば、全54基のうち6基だけが稼働し、これも来年4月に総点検に入れば、すべての原発の稼働が停止することになる。 20万人の失業が予想され、企業の海外移転が進むだろうという切迫した状況が予見されている。 62%の火力を78%に高めてこそ生存水準の電力供給を維持できる状態だ。 原子力発電をすべて停止し、火力発電依存度を高めれば、石油など火力発電の燃料コストが高く、約45兆ウォンの費用がさらにかかる。