サムスン電子、ソニーとの液晶合弁解消は「お互いの戦略的選択」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.27 08:41
サムスン電子とソニーが液晶パネル(LCD)の合弁事業を7年で解消する。サムスン電子は26日に理事会を開き、ソニーと設立したLCDパネル合弁法人のS-LCDを整理することを議決した。サムスン電子はソニーが保有する株式3億2999万株余りのすべてを買い取ることにし、株式代金1兆822億ウォン(約730億円)をソニーに支払うことにした。S-LCDはサムスン電子とソニーが2004年に合弁で設立したLCDパネルメーカーだ。忠清南道湯井(チュンチョンナムド・タンジョン)に2つの工場を運営し、主に40インチ台のLCDテレビ用大型パネルを生産してサムスンとソニーに供給してきた。サムスン電子は50%と1株の株式を保有し経営権を行使してきた。
サムスン電子とソニーが決別することになったのは、ソニーの事業不振が最も大きかった。 世界的な供給過剰でLCDパネル価格が急落しており、これによりソニーの業績はますます悪化した。ソニーのテレビ事業は7四半期連続で赤字を記録しており、累積損失額は60億ドルを超えた。