韓国の大企業と銀行に強い信頼、市場は動揺しなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.21 08:56
市場は大きく動揺しなかった。北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去が伝えられた翌日の20日、金融市場は比較的堅固な姿を見せた。専門家らは「ひとまず安定傾向を取り戻した」と診断した。前日急落した株価とウォンは反騰した。20日のKOSPIは前日より16.13ポイント(0.91%)上昇の1793.06で引けた。対ドルのウォン相場も前日より12.60ウォンのウォン高となる1ドル=1162.20ウォンを記録した。
韓国政府の信用リスクを国際社会は大きく懸念しなかった。この日ニューヨークの店頭株市場で韓国政府が発行した5年満期外貨債券に対するクレジットデフォルトスワップ(CDS)プレミアムは168bp(1bp=0.01%)で引けた。前営業日の16日に比べて9bp上昇したが、昨年5月20日の哨戒艦事件と11月23日の延坪島(ヨンピョンド)事件当日にそれぞれ22bpと29bp上昇したのと比べると良好な方だった。大宇証券のイ・スンウ研究員は、「北朝鮮問題が長期にわたり市場に影響を与えたケースはなかったという学習効果のため市場が早期に回復した」と解説した。