自営業者向け融資残高が100兆ウォン超える=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.19 09:05
事実上の個人向け融資となる自営業者への融資がますます増加している。銀行は自営業者向け融資を中小企業向け融資に分類しているが、債務負担が事業者個人に課されるという点で個人向け融資とほとんど差がない。
金融業界が18日に明らかにしたところによると、国民銀行、新韓銀行、ウリィ銀行、ハナ銀行と農協の自営業者向け融資残高は先月末現在で102兆8000億ウォン(約6兆9027億円)だ。昨年末の92兆8000億ウォンより10兆ウォン増えた。昨年の増加額4兆1000億ウォンの2倍を超える。自営業者向け融資が増えるのは、雇用事情の悪化でやむを得ず自営業を選択する人が多くなったうえに、既存事業者も商売にならなくなり金を借りるケースが増加しているからだ。これらの創業・運営資金需要が増加していることから、銀行が融資顧客誘致競争に出ているのも原因だ。