韓国人唯一のメジャーリーガー秋信守（チュ・シンス、２９、クリーブランド）が兵役義務を終えた。

先月２１日に釜山（プサン）第５３師団新兵教育隊に入所して基礎軍事訓練を受けた秋信守は、１６日、４週間の軍事訓練を終えて新兵教育隊を出所した。２０１０年広州アジア競技大会の金メダルで兵役特例恩恵を受けた秋信守は、今回の基礎軍事訓練修了ですべての兵役義務を終えることになった。４週間ぶりに家族に会った秋信守は、感情が込み上げたのか、息子を抱きながら目に涙を浮かべた。

秋信守はインタビューで「正常に軍服務をする方々に申し訳なく、恥ずかしい。短い期間だったが、最善を尽くした」と所感を語った。

－－軍事訓練を終えた所感は。

「早くから心の準備をして入ったが、思ったよりも大変だった。大韓民国の男性なら誰もがする訓練だが、スポーツ選手の私がきついと感じたのは恥ずかしい」（笑）

－－兵役義務を終えて気楽になったと思う。

「正直、アジア競技大会の金メダルで（兵役）恩恵を受けることになってうれしかったが、正常に軍服務をする方々に申し訳なく、恥ずかしい。だから短い４週間の訓練でも最善を尽くそうと努力した。短かい間だったが頑張った」

－－軍事訓練期間には何を習ったのか。

「基本的な軍事訓練。誰もがする訓練で、その過程で軍服さえ着れば軍人になれるのではなく、大変な訓練過程を乗り越えてこそ本当の軍人になれるということを知った。私が米国で気楽にスポーツができるのも、軍隊でしっかりと国を守っている軍人がいるからだという点を改めて感じた。国のことについてもいろいろと考えた。いろんな面で私の人生の転換点になったという気がする。これから韓国を知らせるためによりいっそう努力したい」

－－今後の計画は。

「私に会うために妻と子どもが米国から来ている。他のスケジュールはなく、しばらくは家族と静かに過ごしたい。出国日程はまだ決まっていない」